浅田漆器工芸の浅田明彦さんとは、ツイッターを通じて知り合いました。

はじめてお会いしたのは東京でしたが、山中の木地の薄さに驚き、また浅田さんの多面的な視点に大変刺激を受けたのを覚えています。

 

それから数年後の2020年2月に開催されたテーブルウェアフェスティバルに出展していた浅田さんからクラウドファンディングの相談を受けて、当社casanellで浅田さんのプロジェクトを掲載することになるとは思ってもいませんでした。

 

「山中の塗りの技術、叢雲塗をもっと知ってもらうために、商品開発をしていて、今回、SUWARIの叢雲塗バージョンを作ろうと思っています。これを用いたプロジェクトにしたいのですが。。。」

そして、彼が力強く言った言葉。

「叢雲塗SUWARIは、新作。値引きはしたくないです。」

 

ここから、実際にクラウドファンディングcasanellで支援を得て、2022年1月現在、山中でのインターン制度の立ち上げを準備中とのことですが、プロジェクトを通じて、浅田さんのプロデュース力、実行力に驚かされました。

山中の職人の方々をリスペクトし、自身による使い手を考えた商品開発は、どれもセンスよく、目にとまります。

 

浅田さんとの出会いで、山中漆器の良さを実際に使ってみて知ることができました。

みなさまにも、山中の木地と、漆塗りの良さを知っていただく機会を増やしたくて、ontowa storeにて、浅田漆器工芸の商品を扱わせていただくことになりました。

 

山中漆器の高い技術により作られているたまゆらボウル。

漆器は木取りといって、木材をくり抜いて作る贅沢な工芸品です。

また、ベースとなる材木のサイズで、取れるうつわのサイズにも制限がかかってしまうため、少し大きめのサイズ感のものを探してみるとなかなか出会うのが難しいのですが、このたまゆらボウルは、ちょうど良いサイズ感、そして軽い。

このサイズであれば、ご飯もの、麺類、煮物、スープ類など色々と使えて、重宝してます。

鮮やかな漆と木目が食卓に生えて、使っていても楽しくなるので、プライベートでもよく使っています。

そして今回、ontowaから依頼させてもらい、たまゆらボウルの白漆バージョンを製作してもらいました。

ちょっとしたレアアイテムになっておりますので、この機会をお見逃しなく。