中田漆木の中田大輔さんと初めて会ったのは、2017年、新宿の百貨店だったと思います。

百貨店の中をフラフラと歩いていたのだけど、漆器が並んでいて吸い寄せられました。

 

「いらっしゃいませ。」と中田さん。それが出会いでした。

 

表面の腰あたりは、タイヤみたいな感じでゴリゴリとした溝。口縁と見込み(内側)は、カラフルな色漆。カラフルだけど、落ち着いた色味のカップ。

数ある漆器の中で、このフリーカップ、どうやって作っているのだろうと興味津々に。

この漆器の形状が珍しく、質問したら、象谷塗(ぞうこくぬり)という香川漆器の技法のひとつだと。

そして、香川漆器には、蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)、象谷塗(ぞうこくぬり)、後藤塗(ごとうぬり)の5つの技法があることもそこで教わって。

持ち心地もよいし、木の肌感も感じられる。

早速購入して帰りました。

結果として、何にでも気軽に使えて一気に日常での漆器利用率がアップしました。うちに遊びにきた人にも、このカップを使って赤ワインとかを飲んでいただき、いいでしょ?いいでしょ?と、厚かましいくらいすすめてます。

特に赤ワインをこのカップで飲むと、その口当たりの良さに驚き!

漆器ってワインに合うなぁとはじめて感じさせてくれた一品です。

ontowa storeで販売しているカップも、注文時に、「中田さん、口縁の部分、滑らかにカーブをつけてください。」と、お願いしているくらいです。

カップの色も使っていると艶が出て明るくなってきますので、そこも楽しんでみてください。

 

業界のこと、漆器のこと、色々と教わることも多く、また販売もされているので販売の面白さや課題も教えて頂きました。物知りな方なので、ちょくちょくお電話とかチャットで質問させて頂いているありがたい存在です。

以上、中田漆木の中田大輔さんと、大好きなフリーカップの紹介でした。

ontowa store K .Takeda